一泊縄文杉ガイドツアー
(左:ゲスト 右:わたし)

メディアなどで見た縄文杉に会うために屋久島に行くことを計画中の皆さん。

実際にガイドブックやインターネットで縄文杉について調べていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

縄文杉登山で一泊を考えている方に、山で泊まる事が初めての方も安心できるように、僕がお客さんに聞かれたちょっと気になる不安な点についてまとめてみました。

良ければ読んでみて下さいね。
皆さんの登山計画の参考になれば幸いです(^^)/

荒川登山口ってどんな場所?


出典:https://kamakurajun.com/blog-entry-731.html

縄文杉トレッキング開始の玄関口とも言える荒川登山口ですが、どのような場所なのかをはじめにお伝えします。

荒川登山口は、屋久杉自然館駐車場にあるバス停からシャトルバス移動(約35分)で、標高およそ600mの位置まで登ってきたところにあります。
※荒川登山口まではシャトルバスもしくはタクシーでしか行けません。(3月1日~11月30日までの間)


日々の荒川登山バス運行状況についてはこちらをご参考ください!(公式twitterより)


荒川登山口に到着すると目の前に待合所がありますので、雨の場合などは中で持ち込んだ朝食を食べたり、雨具を着たりできます。
※待合所の中(正面向かって左側)に小さな更衣室もあります。

ただし混雑することが多いため、予め天気が悪そうな場合は事前に雨具は着ておいた方が良いかもしれません。

因みにゲストから聞かれることがありますが、ゴミ捨て場や自動販売機などは一切ありませんのでご注意を!

また、待合所の隣にある建物(正面向かって左側が女性トイレ、向かって右側が男性トイレ)に既設トイレがありますので、出発前に行っておきましょう!

シーズン中は、ここのトイレがすぐに大混雑することもありますので、タイミングを見て早めに行っておきましょう。

※因みに、待合所と女性トイレの間に「使用済み携帯トイレの回収箱」が設置してあります。

登山届について

ガイドツアー参加の場合は登山届を出す必要はありませんが、ガイドなしで登られる場合は、必ず提出してくださいね。

登山届を出すことで、万が一事故や遭難になった場合にスムーズな捜索活動へとつながりますので、非常に重要です。

ガイドツアーの場合は、ガイド同士の連携や無線機などで対応を行うため、登山届は不要としています。

因みに登山届はネットで申し込むこともできます。
↓  ↓  ↓
オンラインにて登山届を出す方はこちらをクリック!

山のトイレ事情

登山計画の中で、無視できないのが山中でのトイレ事情。

そこで既設トイレ、携帯トイレブース、使用済み携帯トイレ回収箱の場所を把握しておいて下さい。

携帯トイレブースと回収箱の設置箇所

出典:https://www.env.go.jp/park/yakushima/ywhcc/tozan/keitait.htm

既設トイレの場所(荒川登山口から往復の場合)

・荒川登山口
・「楠川分かれ」から3分程奥にあるバイオトイレ
・トロッコ道終点
・高塚小屋
・新高塚小屋
の五か所です。

トロッコ道終点  高塚小屋
左:トロッコ道終点  右:高塚小屋横のトイレ

山のトイレにゴミは捨てないでください。
(トイレットペーパーは基本持ち込みで宜しくお願いします。)
ゴミや生理用品、残飯や食事などで出た汁などは絶対に捨てないでください!
また重たいからといって使用済みの携帯トイレ&中身をここで捨てずに、必ず持ち帰ってください!!
(高塚小屋にあるトイレ周辺でよく捨ててあるのを見かけます。)

※販売店などで、お客様が購入の際には一言「使用済み携帯トイレ回収箱の場所の説明や持ち帰り厳守についての説明」などがあってもよいかもしれませんね。
※また、トイレに携帯電話を落としちゃう方もいるので、ご注意を。

夜は、小屋と同じく真っ暗なのでヘッドランプなどの照明器具が必要です。
明るいうちに場所など確認しておくといいですよ。

携帯トイレブースの場所(荒川登山口から往復の場合)

携帯トイレは、登山用品店、観光案内所、土産物店などで購入できます。

一個入り(500円)、二個入り(700円)があり二個入りの方がお得ですが余った場合、返金できないので使わなかった時は旅の思い出に持って帰って下さい(^^)/。

※用を足した後、使用したティッシュやトイレットペーパーは、必ずゴミとして持ち帰りましょう!

 
出典:環境省屋久島自然保護官事務所

テントブース

小杉谷小中学校跡地・翁杉・大王杉手前・高塚避難小屋
(3月~11月まで設置)
※場所がわからない方は、近くにいるガイドさんに聞いてみましょう。

木造ブース

大王杉から1分程登ったところ・新高塚避難小屋

使用済み携帯トイレの回収箱

荒川登山口・屋久杉自然館前

携帯トイレは何個必要?

よく聞かれるこの質問。

こればっかりは、登山される方の体調やトイレの頻度によるので答えづらいのですが、あくまで普通の体調でトレッキングされる方に当てはめた場合で回答します(;^ω^)。

シーズンにもよるのですが、既設トイレの混雑が予想される時は二つ程持っていき、繁忙以外のシーズンでしたら一つお守りに持っていくと安心できるのではないでしょうか?
※停電や故障などで既設トイレが使えない場合もありますので、心配な方は事前に観光協会などで確認しておきましょう。
↓  ↓  ↓
屋久島観光協会ホームページ

携帯トイレの使用手順についてはこちら!
↓  ↓  ↓
屋久島世界遺産センター

「し尿」運びについて

し尿 汲み取り し尿 担ぎ

高塚避難小屋、新高塚避難小屋にある溜め込み式トイレの「し尿」が溜まってくると、定期的に汲み出しをして、人力でトロッコ道まで降ろしてくれる方々がいらっしゃいます。
この方々のためにも次に利用する方々のためにも、できるだけトイレを綺麗に利用し、ルールをきっちりと守りましょう!

因みに、自分も一度この「し尿」運びをした経験がありますが、本当にめちゃくちゃ重たいです!
容器ひとつが20kg程で、それを1人2つずつ運んでいます。
計40kg以上!ドヒャ~!!
ケガのリスクをものともしない作業員の方へ敬意を払いたくなりますよ。

もし、作業員が「し尿」を運んでいるのを見かけたときには、登り下り関係なく、できるだけ道を譲ってあげてくださいね。
宜しくお願いします。

 

トロッコ道まで降ろした「し尿」は、トロッコに積みます。

運のいい方は、このトロッコを見ることができるかもしれません!!
ただし、作業の邪魔にならないようにお気をつけください。

山のタバコ事情

縄文杉登山道のルートは人気が高く、多くの観光客の方でにぎわっています。
一方で、屋久島観光協会に「自然を満喫しに来たのに、たばこのにおいが残念」といった苦情が寄せられたため、対策協議会で禁煙に対するルールが決められました。

環境省や鹿児島県などでつくる「屋久島山岳部利用対策協議会」は2012年5月26日までに、世界自然遺産:屋久島(同県屋久島町)の「縄文杉」への登山道について、原則禁煙とする自主ルールを定めましたが、それと同時に喫煙スペースも設けました。

荒川登山口から縄文杉までの喫煙スペース4か所(看板無し)

※喫煙される方は、携帯灰皿の持参や周囲へ配慮するようお願いします。

・荒川登山口トイレの裏側
・小杉谷集落跡地の東屋の裏側
・トロッコ道終点にあるトイレ横
・高塚避難小屋周辺

もちろんバイオトイレ、縄文杉、ウィルソン株周辺では絶対に吸わないようにしてください。
ルール違反があればガイドらが注意喚起していきます。
(足が止まる場所なので、ついつい吸いたくなるのかもしれませんが、吸える場所まで我慢して下さい。)

山の中で携帯電話は使えるの?(荒川登山口往復ルート)

下記写真ポイントでは電波をそれなりに拾いますが、それ以外の場所では基本的に繋がりませんので、ご注意ください。
※お使いのメディアによって、電波の入り具合はバラバラです。
屋久島ではドコモが一番電波を拾いやすいと言われています。

それでは、携帯の電波を拾えるスポットをご紹介します。

荒川登山口
荒川登山口
一泊二日 縄文杉ツアー
縄文杉デッキ
高塚小屋テントデッキ
高塚小屋テントデッキ

この3か所以外にも電波を拾える場所も少しだけあるのですが、プツプツ切れたりするので歯がゆい思いをします(;^ω^)。

ちなみに荒川登山口は2016年6月から使えるようになり、僕たちガイドもとても便利になったと喜びました。

縄文杉コースの無人小屋(高塚小屋・新高塚小屋)/ テント泊

屋久島にある小屋は食事や寝具が用意されている一般的な山小屋とは異なり、島内にある全ての山小屋が避難小屋です。
山小屋管理人も不在で宿泊の予約などもありませんが、無料で使うことができます。

そうそう、「テント泊と小屋泊どちらがいいですか?」と聞かれることもあります。

うーん、、雨が降っていたり風が強ければ山小屋泊のほうが快適ですし、テント泊はプライベート空間があるので、他の方のいびきが気になる方はテントの方がいいかもしれませんね。
※ただし、小屋がすでに一杯の場合は必然的にテント泊となります。
※テントを持ってきていない場合は、早めに小屋に入って場所を確保する必要があります。

どちらにもメリット・デメリットがあるので、その時の状況と自分に合った方を選ぶのが快適に過ごすコツかなと思います。

高塚小屋(レモンガス小屋)

2013年にレモンガス鹿児島の社長、赤津慎太郎氏が個人の寄付で建て替えられました。
小屋内はガラスコーティングされた紙管の間をシリコンで埋めているので、わりと明るめです。

 

出典:屋久島高塚小屋改築プロジェクト

建築構造:ガラスコーティング紙管、收容人數:20名、標高1,330m
水場は小屋から10分程離れた縄文杉の近くになります。
汲み取り式トイレ1基、携帯トイレ簡易テント1基、テント用デッキ有

縦走登山(宮之浦岳を越えてきて)の方の宿泊もありますが、縄文杉1泊登山などで利用される事が多い小屋です。
縄文杉から10分程度の場所にあるので、朝日を浴びた縄文杉を見るのにおすすめです。
収容人数が少ない小屋なので、早めに高塚小屋に着く自信のない人はテントを持って行って下さいね。

新高塚小屋

1992年に建てられた無人小屋です。

屋久島新高塚小屋縦走で利用が多い

出典:https://www.realwave-corp.com/08climbing/03/index.htm

建築構造:木造、收容人數:40名、標高1,460m
水場は小屋から程近く、汲み取り式トイレ1基、TSSトイレ2基、携帯トイレブース2基、テント用デッキ有

淀川登山口から宮之浦岳を越えて縄文杉や白谷雲水峡に抜ける屋久島縦走の人気ルートで一番利用されている避難小屋です。

テント泊の場合

テント泊 テント泊

高塚小屋、新高塚小屋の両方にテントを張るスペースがあります。
※張るスペースにも限りがあるため、ハイシーズン時は暗くなる前には到着しておきましょう。

ただ上記でもお伝えしましたが、荒川登山口往復ルートだと必然的に高塚小屋、もしくはその周辺にあるテント場に泊まるのが一般的です。
※そもそもツアー客以外の方で荒川登山口往復ルートの人はほとんどいませんが、、。

山で一泊する時の注意点

ネズミから食料を守れ!

ヒメネズミ

小屋内にはヒメネズミが出没するため、食料やゴミ類はザックにしまうか吊り下げて寝ましょう。
ただ、たまにザックごと中の食料を食べられている方もいるので、僕は紐に吊り下げるほうをお勧めします(^^)/。

テント泊の場合は、テント内に食料やごみを入れておけば基本的に大丈夫です。
外にだしておくとネズミの餌食になりますので気を付けて下さいね。

出立時、持ってきたものは必ず持って帰る!

ゴミは必ず持ち帰りましょう!
親切心なのか、余ったガス缶や飲み物や食べ物などを置いて帰る方がいらっしゃいます。

※おそらく、自由に食べたり使ってくださいっていう意図で置いているんだろうなぁ~とは思いますが、、、。
いつ置いていったものなのか、飲みかけのものなのかどうかわからず怖くて手が出せません、、、。
結局ゴミになってしまうので、絶対にやめてくださいね~。

トレッキングの最中にリタイア出来ますか?

トロッコ道

これもたまに聞かれるんですが、登山初心者の方で体力にも自信のない方にとってはハードな山道です。
前半は殆どがトロッコ道ですが、距離も長いですし起伏もあります。
途中でリタイアする人も少なからずいます。

また、縄文杉ルートは日帰りと一泊でリタイアする時の状況も変わってきます。

ツアーに参加されている方で、身体や膝に違和感が出てきた場合は、自分で判断せずにまずはガイドさんにご相談下さい。

他の参加者や周りの方に迷惑がかかってしまうことを気にして黙っていると、後で大変なことになってしまうかも??
※少しでも早めに対処することが一番の軽減につながります。

また「縄文杉に会いに行きたい」と決めた日から、事前にしっかりと歩く&登るトレーニングをしましょう。
「昔はよく身体を動かしていたよ」「昔は山に登っていたよ」って方が個人的に一番リタイアの可能性大です(汗)。

普段から体を動かして歩くことに慣れていれば、そこまで不安になる事もないと思います。

せっかく屋久島に来たのですからリタイアせずに縄文杉に会いに行って、無事に帰りましょう(^^)/!

まとめ

一泊二日 縄文杉ツアー

縄文杉登山で一泊を考えている方に、山で泊まる事が初めての方でも安心できるように僕がお客さんに聞かれたちょっと気になる不安な点についてまとめてみましたが如何でしたでしょうか?

縄文杉一泊ツアーで参加される方も、全てをガイド任せにするのではなく自分でしっかり行程を見たり調べたりしてシュミレーションをしておくと、不安要素も少なくなってくると思います。

それでは、自然豊かな屋久島を是非楽しんで下さいね!

沢登りガイドツアー リバートレッキング

2019年5月24~26日 白谷&縄文杉一泊二日ツアー、沢登りツアーにご参加の宮永様ご夫婦よりメッセージをいただきました!!
    ↓  ↓  ↓

'Yakushima' is one of the best place for me!
<感想>
1.山で一泊してよかった!
 どうも、有名な縄文杉は日帰りでも行けてしまうため、そういう人が多いようなんですが、時間に追われてせっかくの景色を堪能できなさそうに見えました。 
 私は山で一泊するツアー(縄文杉・白谷雲水峡を両方回るツアー)に参加したんで、ゆっくりと見たいものを見たい分だけ堪能できました。
 あと、山でのテント泊は想像以上に良かったです!
まさか山で〇〇が食べられるとは◎

2.有名な縄文杉や白谷雲水峡だけじゃない!
 沢登りツアーというのに参加したんですが、ただ川で遊ぶだけでなく、秘境に冒険してるような体験ができました!
景色が天国にいるよう。
 そういった場所がいくつも(ガイドさんすら知らないような場所も)あり、その場所が貸切り状態になったのもまた最高でした!
 沢登りというもの自体初めてだったんですが、これに参加したことで、屋久島にもう一回来たい!と思ったのと、ちょっとほかのところも行ってみようかなという気になりました。

3.ツアーでは、疲れる前に適宜休憩をいれ、また、しゃべり過ぎない程度に色々と説明してくれたり。
 荷物が増えてでもこちらが喜んでくれそうなことを用意してくれてたり。
 あと、本人自身も楽しんでる様子で、それも良かったですね!

2019年のゴールデンウィークもたくさんの方々が「島あそびのツアー」に参加してくれました♪
その中でも、非常に印象が強かった令和ガールズ(勝手に命名、、、(笑))
縄文杉一泊キャンプツアー(荒川往復ルート)をご紹介します。

参加者は30代の仲良し女性メンバー3名だったのですが、なんと南米での女性一人旅で知り合った者同士が今回の「島あそびツアー」に参加してくれたんです!(^^)!
もちろん職場・年齢・出身地はバラバラです。

さらにツアー参加日が5月1日だったこともあり、3名で合わせて「令和」の文字入りTシャツを着ての参加でした(笑)
すれ違う人たちの反応がなかなか面白かったです(笑)

今回のツアーでは、トロッコの動いている様子などを偶然にも観察することができました。
※現役でトロッコを利用しているところは全国でも珍しく、主に現在の屋久島では

①登山道の整備
②し尿運搬
③緊急時の傷病者搬送
などのときに動くことがあります。

昔のトロッコ利用では、主に伐採した木材を運んでいました。
※詳しくは「屋久杉自然館」で当時の様子を動画で見ることができます。

一泊二日 縄文杉ツアー

ツアー初日は時々小雨が降ってきましたが、そのおかげで森全体が潤い、幻想的な風景となりました。
ツアー中はお互いさまざまな話をしながら登ってきたので、アッという間に縄文杉までたどり着きました。

例えば、こんなお話をしてみたり、、、
①島の暮らし
②屋久島のお話
③屋久島、日本、世界、地球?のお話
④でも基本、雑談です(笑)

始終会話の止まらない元気なメンバーでしたが、縄文杉に着いてからはじっくりと静かに目の前に聳える老木を見つめていました。

一泊二日 縄文杉ツアー

今回、縄文杉から10分程登ったところにある高塚避難小屋はいっぱいだったので、4人用のテントに3人で入ってもらいました。

ここで暖かい食事を食べてもらい翌日の下山に備えます。
なぜか、メンバーの一人がトランプを持ってきていて一時間程みんなで遊んじゃいました(笑)

一泊二日 縄文杉ツアー

ツアー二日目は天気予報が的中し、見事な晴天に!
みんなで記念撮影です(^^♪
おまけにほぼ貸し切り状態でした( *´艸`)

下山時もルートは基本的には同じですが、まっすぐただ降りるだけでなく、天気・時間・ゲストの体力しだいでいろいろと寄り道して帰ることがあります(*´з`)
ひとつには、この時間のゆとりが日帰りツアーとは大きく異なるところではないでしょうか。

例えば、こんなところに寄り道してみたり、、、
①苔の美しいポイント
②エメラルドグリーンの沢
③自然観察路(迂回路)
④絶景沢ポイント多数
などがあげられますよ~。
一泊二日 縄文杉ツアー

無事に登山口まで帰ってきました!
まんべんの笑みで、元気に縄文杉一泊キャンプツアーが終了しました~( `ー´)ノ

令和ガールズの皆さん、大変お疲れ様でした!!
またのお越しをお待ちしております(^_-)-☆

ゴールデンウイーク ガイドツアー

2019年5月4日~8日 G.W.期間中のガイドツアーにご参加のT・K様ご夫婦よりメッセージをいただきました!!
 ↓  ↓  ↓

こんばんは。
T.K.です。
只今屋久島ツアーから無事帰宅しました。
この度は本当に楽しい4泊5日の白谷雲水峡・カヤック・縄文杉ツアーでした。
大変お世話になりました。
一生の宝物となりました。
廣瀬さんには細やかな所まで気配りをいただき、最高のガイドをしていただきました。
感謝いたします。
また機会ありましたらよろしくお願いします。
お疲れ様でした。

縄文杉 トレッキング ガイドツアー

縄文杉ルートの魅力とは?

①スギ科スギ属では最大の生き物
②杉とは思えない異様な樹形
③発見されてから現在までに、多くの人々によって物議をかもすなど、話題性が豊富にある
④樹齢が特定できず謎のまま
⑤縄文杉に出会うまでの森全体の植生や巨木の数々

※あくまで、「島あそび」の個人的な見解です。

大きさ・樹齢について

縄文杉:樹高25.3m 胸高周囲 16.4m 標高 1300m 樹齢2170~7200年(諸説あり)
大王杉:樹高24.7m 胸高周囲 11.1m 標高 1190m 樹齢3000年
ウィルソン株:胸高周囲 13.8m 標高 1030m 樹齢3000年
ウィルソン株(伐採された大きさ):樹高42m 胸高周囲 4.2m 樹齢2000年程

※あくまで、推定された樹齢となります。

著名木が世に知られた経緯などについて

縄文杉 トレッキング ガイドツアー

ウィルソン株について

1914年(大正3年)2月17~27日 アーネスト・ヘンリー・ウィルソン(職業:プラントハンターとして知られ、中国・日本全国・琉球・インドなどを調査)が植物調査・採取のため屋久島に訪問

アーネスト・ヘンリー・ウィルソン ウィルソン株

出典:https://s.webry.info/sp/paraibablue.at.webry.info/201709/article_3.html

※因みに、ボルネオ島の最高峰・キナバル山の花に魅せられ頂を目指したヒュー・ローや、江戸末期に長崎出島のオランダ商館に医師として来日して、日本人に最新の医学を教えたシーボルトもプラントハンターとしての活動をしている。

当時ウィルソンは、案内人を連れて屋久島の森の奥深くへと入り込んで調査していると、突然の大雨が降ってきました。

そこで、案内人に連れられて岩穴で雨宿りします。

火をたいて、濡れたものを乾かして一時間程すると雨がやみ、外に出ます。

そして、雨宿りした場所が岩穴だと思っていたが、よく調べてみるとそれが巨大な切り株(=大株)であったことに驚きます。

(その切り株が、後に島民によってウィルソン株と呼ばれることになります。)

1918(大正7~12年)~1923年  田代善太郎(生態系を保護するという考えを持ち込んだ方)は、ウィルソンと面会して屋久島の調査に傾倒する。

ウィルソン株についての調査や、縄文杉の存在を予見している。

※因みにウィルソン株を伐採したのは、楠川集落の牧五郎七といわれている

縄文杉 トレッキング ガイドツアー

大王杉について

1952年(昭和27年) 国立科学博物館にいた中江猛之助(なかえたけのすけ)の一行が屋久島の調査で大王杉を発見(後に行った炭素同位体法で樹齢3000年以上と推定されている)

縄文杉 トレッキング ガイドツアー

縄文杉について

岩川貞次 縄文杉

出典:http://www.asahi.com/area/kagoshima/articles/MTW20160518470470001.html

1966年(昭和41年)5月28日 旧上屋久町の役場観光課:岩川貞次(42)さんが、古老の伝承を確かめるために巨木を探し周り、ついに大きな杉を確認
※岩川の「岩」の字と大いなる岩のような木ということで「大岩杉」と名付ける。

1967年(昭和42年) 元旦:南日本新聞に「生き続ける縄文の春」というタイトルで発表される。
発見当時:推定樹齢3000~4000年
※上屋久町が九州大学の真鍋大覚教授に大岩杉の樹齢調査を依頼

1967年(昭和42年) 9月頃:推定樹齢7200年の結果が真鍋教授から上屋久町へ通知される。
※古代気象と成長量の関係から推定

1967年(昭和42年) 10月1日:町報かみやく167号で紹介。

1968年(昭和43年) 8月2日:南日本新聞で「縄文杉と名づけられた」の文字

縄文杉の由来
①真鍋大覚教授の7200年説により縄文時代から生きているからという説
②縄文式土器の縄目模様に似ているからという説(取材した新聞記者によって)
縄文杉 モデル

出典:http://www.asahi.com/area/kagoshima/articles/MTW20160518470470008.html

1983年(昭和58年)  環境庁作成の環境週間ポスターが全国の駅や役所といった公共スペースに貼られ、その効果で縄文杉の知名度が上昇

1984年(昭和59年) 縄文杉が有名になるにしたがい、7200年説に対して国内外の科学者から異論が出されたため、林野庁の委託を受けた学習院大学の木越教授により炭素同位体法による年代測定が行われた。(結果 1000~2170年という数値に)
※試料の採集位置(腐食によって幹の中が空洞になっていて、最も古いサンプルが採れなかった。)と年代との間に一定の関係が見られなかったため、「今回の測定結果から直ちに縄文杉の樹齢を推定することは困難であるが、合体木ではないかという推定は成り立つ」ということで合体木説が提唱された。
しかし、これも鹿児島大学農学部の林助教授による遺伝子研究の結果で、合体木説は否定されました。

 さらに近年では、鹿児島大学の田川氏によって、7300年前(6300年前という説もあった)の幸屋火砕流によって折れてしまった古い縄文杉の上に、新たに二代目として着生した杉が幹ごと覆いつくしたのが現在の縄文杉ではないかと推定している。

1984年(昭和59年) デッキ正面より、左側に着生していたヤマグルマが積雪により折れる。

1987年(昭和62年) 縄文杉を世に広めた岩川貞次さんが亡くなる(享年83歳)
※「大岩杉(縄文杉)より、もっと大きな万年杉を知っちょるが、おいは誰にも言わん」と周囲に語っていたといわれる。

1993年(平成5年)  屋久島が世界自然遺産に登録

1996年(平成8年) 縄文杉展望デッキ設置

縄文杉 いのちの枝

出典:https://www.360navi.com/46kagosima/02yakusima/09nature/

2005年(平成17年12月) デッキ正面より、右側の枝が積雪により折れる
※数年後、「いのちの枝」として町立屋久杉自然館に保存展示される。

最後に

屋久島に観光に来た方で縄文杉を見に行かれる方は、縄文杉トレッキング前、もしくはトレッキング後にでも一読してみると、屋久島の事が深く知れて良いのではないでしょうか~(=゚ω゚)ノ

ツアーコース一覧

© 屋久島ガイド島あそび All Rights Reserved.