目次
はじめに
先日、兵庫県の高校2年生が2日間におよび、屋久島で学びや体験学習型の修学旅行(SDGs/ESDプログラム)として、島あそびフィールド(我が家の庭)でフィールドワーク体験&ビーチクリーンをしに来てくれました♪
※因みに全体では2日間で240名にも及ぶ生徒さんがご来島されました。
(全生徒を1日に6つのプログラムに分かれてそれぞれ行動)
※顔出しNGの方はモザイクをかけて写真投稿しております。
事の発端は数ヶ月前。
仲間に、島あそびフィールドでのフィールドワークの話を持ちかけられた時には、まさか我が家の庭で⁉️という驚きと共に企画がスタートしましたが、その後着々と話しが進んでいき、(しっかりと企画を詰めて)無事に当日はフィールドワークをしてもらうことができました♪
ちなみに、今回、学校側から直接SDGs/ESDプログラムにおける修学旅行依頼を受けたのが、屋久島で活動している仲間たちが所属している特定非営利活動法人「HUB&LABO Yakushima」です。
SDGs/ESDプログラム修学旅行(当日の流れ)
集合の後、ビーチクリーンへ
朝、宿から大型バスで先生方含め生徒19名全員と添乗員さんが我が家から1番近い最寄りのバス停まで移動。
※因みに自分たちメンバーは5名で対応しました。
到着後にみんなで挨拶や健康チェック、当日の流れなどを説明。
そしてお手洗いへ行った後、10分程徒歩で移動してもらい、まずは島あそびフィールドからすぐ近くにある海岸へ。
そこでSDGs(漂着ゴミ)に関わるお話を仲間にしてもらい、みんなで1時間程ビーチクリーン活動(漂着ゴミ拾いと分別)を行いました。
そして、ビーチクリーン無事完了!!
家の近くにある海岸がすっかり綺麗になってくれて嬉しい限りです。
「観光客が増えれば増える程、島の海岸や森が綺麗になっていく」って最高じゃないですか!?
そうなってくると、島に住んでいる方々にもとても喜んでもらえると思います。
そして体験してくれた学生さんたちも、都会へ戻ってからゴミについての関心がもてて、環境のあり方についても考えるキッカケになると思います。
まさに体験と学びの循環ですね!!
自分たちガイドも、今後はそういったツアーがどんどんと注目され、需要が増えていくのでは?と個人的には思っています。
次にそのまま海岸で、焚き火用の薪として流木を拾ったり、午後の白谷雲水峡トレッキングに備えて、流木からトレッキングポールに使えそうなものを拾ってもらいました。
そして、いよいよ島あそびフィールドへ移動。
島あそびフィールドへ到着
到着後、はじめに今までの自分が行ってきたフィールド作りに関する経緯や知識、自然の変化についてのお話をさせていただき、実際にこれからやっていただくフィールドワークの作業説明もした後、4グループに分かれてフィールドワークを開始していただきました♪
各グループごとの活動内容
①畑にあるローゼルの実、どんぐり、アキグミ収穫のお手伝い(自然の恵みを知る体験)
②森の間伐、草抜き(風通しと光の射し込みがよくなることで、害虫が減り、森が元気になることを学ぶ作業体験)
自然に負荷をかけずに手を加えていくことで、森の環境が再生し、やぶ蚊やヤスデなどの害虫がかなり減りました。そして、最近は庭内に流れている小さな小川に、時期を少しずつずらしながら小エビやサワガニ、モズクガニ、アオサギなどが遊びに来るようになり、鳥や蝶などの生き物たちが日に日に増えてきました。
③伐採木からお箸の材料抜き(間伐した伐採木の枝を利用して、お箸作り体験)
④焚き火(火つけの共同作業体験)
火つけの失敗と成功を繰り返し、みんなと相談・協力することで仲間意識も芽生えていました♪
そして、何よりみんなとても楽しそうでした!
自分達で作った、手作りのお箸を見て、
「鉛筆みたい〜。」と笑ったり、「全然先っちょ尖ってないけど食べれる!」と発見をしたり、こちらも沢山笑わせてもらいました(^^)。
また、お湯を沸かして屋久島茶を淹れたり、マシュマロを焼いたりしてもらいました。
作業終了後はお昼のお弁当を食べてもらい、そのあと、次の目的地である白谷雲水峡トレッキングへ向かうためバス停へ戻ってもらいました。
自分はまた、白谷雲水峡トレッキングのガイドとして午後も同行させてもらい、そこでもSDGsに関するお話を中心にご案内させていただきました。
おわりに
今回は学生さん達にとって、普段できないような体験ができたのではと思います。
自分にとってもかなり貴重な体験ができました!
そして、これからを担う高校生の皆さんと話すことで、それぞれの可能性や希望、夢についても少しふれることが出来ました。
私自身、次につながる道が見えて来たような気がします。
来年はもっともっと進化した【島あそび】を乞うご期待ください♪