タブノキ 虫こぶ 冬芽

タブノキの葉の裏にできる虫こぶ(虫えい=フシ)で臼の形をしているので「タブノキハウラウスフシ」と言われます。
そのまんまですね(^^♪

※そもそも虫こぶとは、寄生した虫(ダニ、アブラムシ、タマバエの幼虫など)が出す刺激に反応し、植物の一部が異常成長してできるものです。
「タブノキハウラウスフシ」には、タブウスフシタマバエというタマバエの幼虫が住んでいるようです。

タブノキ 虫こぶ 冬芽

葉の中心にある赤いものは、葉と花の両方が中に収まっています。
そのことを混芽(こんが)と言います。
※葉だけの場合は、冬芽(とうが)と言います。

春になるとここから葉と花が伸びて出てくるんですよ~(*´з`)
まさに、自然の神秘ですねぇ~( *´艸`)

屋久杉の倒木「大洞杉」

見事!と思わず言ってしまいそうになるくらいに大きな屋久杉の倒木。

まるで、壁のようです。

ガイド仲間のSさんに、映画「007」っぽく撮っていただきました(笑)

 

場所が場所なだけに、訪れる人は少なそうです。

水場が近くにあり、窪地に立っていたので成長しやすかったのでしょう。

また一本、素敵な木に出会うことができました♪

 


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お隣の種子島と屋久島のみ自生する松の木「ヤクタネゴヨウ」

みなさん、屋久島には屋久杉の巨木しかないと思っていませんか??

実は屋久杉以外にも巨木は島内に数種類あるんです!

ガジュマル、アコウ、ヒノキ、ハリギリ、ツガ、モミ、ヒメシャラ、ヤマグルマなど。

そして、今回ご紹介する巨木は絶滅危惧種になっている「ヤクタネゴヨウ」です!!

因みに、気軽に見たい方は鹿児島市にある仙厳園(磯庭園)でも見れますよ♪

(種子島から運んで植えられたようです。)

屋久島には約2500本、種子島には300本あると言われています。

屋久島では18年間にも及ぶ全木調査が行われ、最近になって記録が完成したようです。

その中で、自生しているかなり大きいヤクタネゴヨウ(上位3位に入る)に研究者や関係者と一緒に会ってきました♪

※因みにヤクスギは標高が600m以上のところに自生しています。

道中にあった「アコウ」の木

他の樹木に取りついて、最終的に取りついた木を枯らしてしまう。

その後、枯れた木が腐って中がスカスカ状態になるので、写真のように人が入れることも。

まるで、公園にある遊具のようですね(笑)

絞め殺しの木とも呼ばれたりします。

屋久島の巨大ヤクタネゴヨウ

直径2.17m、高さ30m

岩に根を下ろして聳え立っています。

このサイズ、単木としては国内の松の中でも上位の方かもしれませんよ~。

それにしても、根っこもデカ過ぎますね、、、(;´・ω・)

松ぼっくり

松ヤニが乾いて白くなっています。

松ぼっくりは、基本的に親の周囲に落下します。(重力散布)

菌根菌(ヤクタネゴヨウの根についていた菌根菌)

まるでトリュフのようです。

臭いもバニラのように甘かったです。

※残念ながら、上記の写真に写っている菌根菌はヤクタネショウロではなかったとのことです。(研究者の方なので、念のため持ち帰って調査するとの事。)

因みにヤクタネゴヨウは、ヤクタネショウロという土の中に埋もれている菌根菌(近年、新種として命名される)と共生しているようです。

※ヤクタネショウロは、ネズミ、鹿、カケスなどの動物によって運ばれる(動物散布)ようです!

※ヤクタネショウロのように特定の樹木にしか共生しない菌種は多いらしいです。

近年、すべての樹木には菌根菌という土壌中の菌類が共生していて、菌根菌から養分を受け取ることで生きていることが明らかになっているようです。

なので、「菌根菌がない樹木はない!!」とのことでした。

その事実に驚きです!Σ(・□・;)

自然界にはまだまだ知られていないことが他にもたくさんあるんじゃないかなぁ~っと感じた瞬間。。

自然は本当に絶妙なバランスの上で成り立っているんですねぇ~(;''∀'')

 

さまざまな要素が複雑に混ざりあって今の自然があるということをしっかりと知るきっかけにもなりました。

そして、自然は点(一本)で守るのではなく、円(森全体)で守らなければいけないことにもあらためて気づかされましたね。

なので、余計な開発は本当にやめていただきたいものですね。

最後にヤクタネゴヨウをバックに記念撮影~♪


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