「未来の屋久島まちづくり」〜こうなったら良いな計画〜自由に想像してみました♫

はじめに

こんにちは。

屋久島ガイド島あそびです。

今回は何と大胆にも、自由に「未来の屋久島まちづくり」〜こうなったら良いな計画〜という題材で記事を書いてみました。(掲載日:2025年2月18日)

もちろん賛否両論あるかと思いますが、これはあくまで個人的な妄想っということでお許しください(笑)

シンプルに屋久島がどんどん面白く明るい町になっていけばなぁ~っという思いを込めて書いてみました。

どうぞ、最後までお付き合い下さい(*^^*)。

そして、屋久島に興味があったり旅行を計画されている方、お役立ち情報も合わせて御覧くださいね(^^)/。

財源の確保

そもそも屋久島って、島に根ずいていて町に法人税を納めれる企業自体がとっーても少ない島なんです。
そして、人口も年々減少傾向にあります。(現在人口:11300人以下)

住民税も減る一方ですね💦


なので、町にお金が全然ないんですよね。(日本の田舎はそういうところが多いんだろうけど、、💦)

つまり財政をどうやって確保していくかが、今までもこれからもとっても重要な問題のひとつとなって
います。

そこで、島あそび的には観光客にしっかりと税金を納めてもらい、その財源をうまく利活用および還元していくことが一番よいのでは??と考えています。(観光業以外の地元の方にも興味を持ってもらえるような気がしています。)

どういうことかといいますと、、、。

※税金の使い道をしっかりと観光客にも還元していく具体的な仕組みについては下記をご覧ください。

まず観光に対する税金には、観光税・入島税・訪問税・宿泊税・インバウンド税などがあり、1例として入島税導入の場合には、入島されてきたタイミングで観光客向きに屋久島の環境やルール・マナー、今後の屋久島の山や森の保全のあり方や理念などをきちんと動画で学んでいただき、その後、入り口ゲートでQRコード(人件費の節約および不正などを防ぐため)などの電子マネーで税金を納める仕組みがよいのでは?と個人的に思っています。

詳しくはわかりませんが、日本の制度的には宿泊税が比較的導入しやすいのかな??

また、さらに観光客の中で大いに屋久島の理念に賛同してくれた方には、画面上でさらに自身が決めた寄付金額の設定や入金までしていただくような仕組みも財源確保の上でさらに大切だと思っています。

 屋久島に住んでいる地元民(町民)に対してはどうしていくかというと、離島カードに今後QRコードを添付し、そのQRコードを入り口ゲートで読み取った場合には、観光税を支払う必要がないようにすれば、地元民の島の出入りがスムーズになるだけでなく、反発なども起こらないと思います。(これは入島した際にすべての方がゲートを通らないといけない仕組みになっている前提とさせていただいています。)

世界には税金をしっかりと観光客からいただいている場所もたくさんあるので、参考にしていくのもよいかもしれません。

ハワイ:州税(4.166%~)+宿泊税(10.25%+3%(オアフ島))

アメリカ本土:ホテル税(約17%)

ガラパゴス諸島:入島税(200ドル/約30250円)

ブータン:観光税(ハイシーズンの1日あたりの税=228ユーロ/約36000円)

京都市:宿泊税(最高額1万円)

ベネチア:入島税(10ユーロ/約1600円)

また、島あそび的に地元民から不要に税を取ったり山岳部環境保全協力金を取ることには反対です。

なぜかというと、島に住んでいる地元民からも山岳部環境保全協力金を取ることで地元民が自然(この場合は森や山)から離れていってしまうことや、休日に気軽に山に家族や友人とハイキングもしにくい状態というのは健全ではないと思っているからです。

※自分の周りの保護者たちも「山はお金がかかるし、行くとしても経験のため一度だけかな?」と考えている方が非常に多いです。(もちろん体力的に心配だから行かないって方も多いですが、山でリフレッシュしにきたり、家族でお昼のお弁当を食べに軽くトレッキングするという方にも敷居が高くなりますね。)

また、屋久島のガイドさんも勉強のためにプライベートで山に入ったり、お仕事で観光客に自然を守ることを伝えているのに、そのガイドさんから山岳部環境保全協力金を取るって本末転倒ですよね!?

これに関しては、現在平然と行われていることが残念でなりません。(もちろん賛否両論あることはわかった上で記載しています。)

今後、地元民にもしっかりと自然に触れてもらうことで、屋久島の自然の素晴らしさをもっともっと気軽に体験してもらい、島全体として暮らしやすい環境が整っていければと思います。

インフラの整備・森の保全

 税金を納めてもらえるようになれば、次はいよいよ屋久島のインフラの整備・森の保全などにそのお金をあてていければ、屋久島がどんどん良くなるのでは??と思っています。

また、莫大な雇用づくりにもなり仕事も移住者も増えるのでは?と思います。

これについては、地元民だけがよい思いをするというわけでなく、税金を納めてくださる観光客にもしっかりと還元できる仕組みが重要だと考えています。

例えば、、、

①公衆トイレを増やす(既存の公衆トイレもありますが、もう少し増やしてほしいですね。)

②東屋を増やす(雨がとても多く夏は日射しも強いので、東屋が県道沿い近くにほしいですね、、)

町民だけでなく、観光客の憩いの場になります。

できれば、過去にあったけど朽ちてしまった東屋や春田浜のコンクリート屋根の復活、既存の屋根や東屋の修復もしてほしいですね。

③県道を広げてほしい(西部林道を除く)

車道が狭く場所によっては視界も悪いので、原付やサイクリングしている方が危ない、、。
安全にサイクリングできるくらいには車道を広げてほしいですね。

そうすれば自転車で買い物をしに行く地元民や、自転車で遊びに行く地域の子供たちも増えるかもしれません。(地域の子供たちは車がないと、少し離れたところへ行くのも一苦労です。なので、自転車に乗った子を見かけることはほとんどありません。)

④空港もしくは港の近くに屋久島らしい学びのビジターセンターを建設してほしい

入島した観光客がビジターセンターで屋久島のSDGsを学んだりできるととても素晴らしいのでは?と思っています。(もしくは環境文化村センターをリブランディングするというのも良いかもしれませんね。)

⑤電信柱の地中化

景観がとってもよくなるので是非集落の中心地からでも進めていってほしいですね。

あと屋久島の場合、台風も多く停電になることが良くあるため、地中化によって停電も減るのでは??と思っています。(これについては専門家ではないのでわかりませんがw)

⑥全島でフリーWi-Fiが使えるように整備する

インバウンドの方も多いので、フリーWi-Fiがどこでも使えるようになるととてもありがたいですね。

⑦山の避難小屋や里の公共施設に隣接した差し掛け屋根を設置してほしい

とにかく屋久島は雨が多いので、差し掛け屋根があるととてもありがたいのです。

⑧各海水浴場のお手洗い・シャワー・更衣室を広く綺麗に快適に

特に、春田浜海水浴場や栗生海水浴場に併設されているシャワー、更衣室を新しくキレイに作って欲しいです。

ゲストからもよく聞かれるので、、、。

⑨公共の場に、未就学時から小学生向けの屋内・屋外遊具をもっと増やしてほしい

子育てをはじめてから、とても気になったことのひとつとして、とにかく子供向けの遊具の少なさを痛感したことですね。(宮之浦にある憩いの森公園のような規模の屋外遊具があと2~3か所程あると嬉しいですね。)

⑩山の登山道整備の費用や、し尿運搬の費用にあてる

現在は山岳部環境保全協力金をあてていますが、それをなくして観光税と一緒にすることでお金の動きをよりシンプルなものにする。(これについては色々と意見が分かれるかもしれません。)

⑪山岳救助にかかる費用

こちらに関しても、税金を使用することができるならとてもありがたいですよね。

山岳救助の保険としてしっかりと税金を使うことができれば、観光客からしてもとても安心なのでは?と思います。

その他

こちらに関しては税金全く関係ないのですが、個人的に屋久島にKALDIやワークマン、釣り具専門店、不動産(契約できる住居が全然足りていないので、移住者も中々増えないという問題もあります。)関係の需要がありそうな気がしています(笑)

もちろん採算が合うかどうかはわかりませんがww

あと、南部に歯医者や大型ドラッグストア(食料品・日用品もあり)などもあるとありがたいのでは?と思っています。(*^_^*)

さいごに

好き勝手に書かせていただきましたが、いかがだったでしょうか?

なぜか屋久島では地元民の中で、「これ以上何もいらないよ。今のままで充分だよ。」って言っている方がたまにいらっしゃるのですが、それは生活もある程度できていて自分のことしか考えなくてもよいならこれ以上必要ないのかもしれません。

しかしながら、実際に人口が減ってくると、(現在、人口は年々減り、労働が減少し、子供もどんどん減ってきている)学校や商店の減少、医療体制の弱体化、スポーツ活動や銀行などの金融機関や交通などすべてが縮小してくるので、今のままでは暮らしがかなり不便で厳しくなってくるのでは?と思っています。

もちろんさまざまな原因があるかと思いますが、なぜ人口が減っていくのか?
その原因と改善方法を考え、未来に活かしていくことがよいのではないかと思います。

今後、屋久島がよりよく明るい未来へ向かっていくことを願って。


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