
こんにちわ、屋久島ガイド島あそびです( ^ω^ )!
今回はジブリ映画「もののけ姫」の深い森の着想になったと言われている、白谷雲水峡のコースや服装、そして協力金について、2026年最新の状況を踏まえてガイドなしで安全・確実に楽しむための攻略法をまとめました。
物語の舞台となった屋久島には、幻想的な森の描写や屋久島独特の気候による湿潤さ、霧で覆われた、神秘的な苔と巨岩と光の世界があります。
映画「風の谷のナウシカ」の腐海の森のイメージも、実は屋久島の深い森からインスピレーションを受けたと言われています。宮崎駿監督は、以前から屋久島を訪れていたのです。
ポイントさえ押さえれば自分たちのペースでこの神秘的な景色を堪能できます。最後までお付き合い下さいね(^_^)。
さらに、下記ブログで、屋久島のゲストハウスやホテル、コテージ、レンタカーについてもご紹介していますので興味のある方はどうぞご覧ください♪屋久島のお役立ち情報はこちらから♪
目次
屋久島ってどこにあるの?

九州地方鹿児島県の南にある佐多岬から、南南西の方角約60kmの海上にあります。
そして、九州最高峰の「宮之浦岳(標高1935m)」が島の中心にあるので、島から離れて行く船から見ると島全体が三角のようにみえます。昔の船乗りの方は、「山あて」と言って沖縄〜鹿児島間の目印にしていたそうです。
東側に宇宙センターやロケット発射場で有名な「種子島」があります。
なんで世界遺産に登録されたの?
屋久島は1993年12月11日に、白神山地と共に日本初の世界自然遺産に登録されました。登録理由は、樹齢数千年の屋久杉(ヤクスギ)に代表される独自の森林植生と、亜熱帯(九州南部)から亜高山帯(北海道)までの範囲の植生の垂直分布。そして優れた自然景観(高山と森林)が、地球の進化と生態系について密接に関わる例として、生物多様性や自然美の観点から高く評価されたためです。
その他にも、切り立ったV字谷の渓谷やウミガメの産卵の地としても、とても素晴らしい場所があります。
白谷雲水峡ってどんな場所?

まず、「白谷雲水峡」の漢字からも想像できるように、『霧や雲に覆われた白い谷』。
もう名前から幻想的なイメージがありますね。
雲霧帯(うんむたい)って?
こういった場所のことを、雲霧帯(うんむたい)といいます。
※雲霧帯とは、熱帯や亜熱帯の島嶼部(とうしょぶ)や山地で、標高の高い場所に発生する、常に雲や霧に覆われた高湿度の環境帯のことです(屋久島や奄美大島等の山間部で見られる)。このような環境では、シダ植物や苔類などが豊富に育ちます。そして、それらは岩の表面や樹木の表皮を絨毯のように覆い、スポンジのように水分をたくさん含むので、植物たちの苗床となっています。
世界遺産「屋久島」の森を散策できる「白谷雲水峡」。屋久島の原生林の自然を鑑賞できる場所として、1974年に屋久島自然休養林に指定されました。
(※自然休養林(しぜんきゅうようりん)とは、景観が美しく、森林浴やハイキング、キャンプなどの保健休養に適した国有林を、林野庁が国民のレクリエーションのために指定・整備した森林エリアです。)
自然蘚苔類学会が「日本の貴重な苔の森」に制定した日本有数の苔スポットで、石や木などすべてのものが緑色の苔で覆われた幻想的な世界が広がっています。木の上の方まで苔で覆われているのを見ると自然の凄さに圧倒されます。( ̄ー ̄ )。
【2026最新】白谷雲水峡のトレッキングコース&所要時間

注意!現在迂回路を通るためパンフレットの所要時間よりも約30分余裕を持とう

※2024年台風10号の崩落の影響により、メインルートとなる「さつき吊橋」が渡れないので、現在迂回路(3〜12)を通るルートとなっています。(2026/1/16現在)
そのため、屋久島レクリエーションの森発行の白谷雲水峡パンフレット記載のコース所要時間よりも、苔むす森、太鼓岩を目指す場合は、約30分〜45分(往復)多くかかります。皆様お気をつけください(^◇^;)。
弥生杉コース(弥生杉は倒れています)

このコースは、巨大な倒木「弥生杉」を目指して、散策する約1時間10分の遊歩道です。
「弥生杉」は、2024年8月の台風10号の影響により、根元近くから折れて倒れてしまいました。推定樹齢3000年と言われており、とても見応えのある巨木でした。林野庁は、倒れた状態のまま環境教育や観光資源として活用する方針を決定し、2025年2月頃には立ち入り規制が解除され、倒れた時に壊れた遊歩道も新たに整備され通れるようになりました。
倒れた弥生杉もフェンス越しに近くで見れるので、巨木が倒れた様をそのまま感じる事ができます。
奉行杉コース(現在通行不可 2026/1/16)

そして、奉行杉や三本槍杉等の、色々な屋久杉を見る事ができるコースなのですが、只今、橋の復旧や土砂崩れによって登山道が通れないので通行止めです。
何かを跨いだような形のユニークな屋久杉「くぐり杉」を通るこのコース。アップダウンがきつい場所もあり、川を渡る所もあり滑りやすいので気をつけて行きましょう。

苔むす森往復コース(楠川歩道)

ジブリ映画「もののけ姫」の舞台となった奥深い森のイメージとして有名な場所、「苔むす森」。ベンチがあり、森の匂いや苔の瑞々しさをゆっくり感じられる場所です。
(※この場所は飲食禁止)
白谷雲水峡の入口から「苔むす森(標高約860m)」までは、往復で約3時間〜3時間半が目安です。
(森をたっぷり堪能したい方は、休憩時間を長くとって下さい。そして、その分の+(プラス)時間も登山計画に入れましょう!)
- 登り(行き): 約1時間30分
- 下り(帰り): 約1時間10分
- 休憩・撮影: 約20分〜

太鼓岩往復コース(楠川歩道)

モロの岩屋で、アシタカが景色を眺める場面にとても似ているこの風景。宮崎駿監督やスタッフの方は、ここからの景色も忘れられない風景として、記憶にあったのかもしれません。
白谷雲水峡の入り口から太鼓岩までは、往復で 約4〜5時間 が目安ですが、体力に不安でゆっくり行こうかな、と言う方は約6〜7時間で見ておくと安心です。
- 登り(行き): 約2時間〜2時間30分
- 下り(帰り): 約1時間30分〜2時間
- 休憩・撮影:約1時間
それでもやっぱり、「体力やペース配分に自信が無いな、心配だな。」と言う方は、ガイドをお願いするのも一つの方法だと思います。
白谷雲水峡の服装と持ち物

屋久島の天気は「1ヶ月に35日雨が降る」と言われるほど変わりやすいです。ガイドなしで行くなら、装備が最大の命綱になります。
おすすめの服装
- レイヤリング(重ね着)が基本: ベース: 速乾性のあるTシャツ(綿100%は乾かず冷えるのでNG)
- ミドル: 長袖のシャツや薄手のフリース
- アウター: レインウェア(雨が降っていなくても防風着になります)
- パンツ: ストレッチ素材のトレッキングパンツ(ジーンズは濡れると重くなるため避けてください)
- 足元: 防水のトレッキングシューズ(スニーカーは滑りやすく浸水するため、おすすめしません)
必須の持ち物
- レインウェア(上下セパレート): 100円ショップの合羽ではなく、登山用のしっかりしたもの(現地レンタルも可能)。
- ザックカバー: リュックの中身を濡らさないために必須。
- 飲み物: 500ml〜1L程度。途中の水場(沢)で汲むこともできます。
- 行動食: チョコやアメなど、手軽にエネルギー補給できるもの。
- 森林環境整備推進協力金: 500円(入口の管理棟で支払います)。
※2026年4月1日〜より800円になります。(ヤクスギランドとの割引も廃止されます。4月から割引券は使えなくなるのでご注意下さい。)
ガイドなしで行くための3ステップ

① 登山届の提出
「苔むす森」や「太鼓岩」へのコースは本格的な登山道です。万が一に備え、入口の管理棟で登山届を提出するか、事前にオンラインで提出しておきましょう。
② コース選び(楠川歩道がおすすめ)
白谷雲水峡にはいくつかのコースがありますが、初心者やガイドなしなら「楠川歩道(くすがわほどう)=太鼓岩コース」を通るルートが最もメジャーで道迷いしにくいです。ピンクのテープなどの目印を確認しながら歩きましょう。
③ トイレ・ゴミのルール
森の中にトイレは非常に少ないです。入口の管理棟で済ませておくのが鉄則。また、ゴミはすべて持ち帰りです。
知っておきたい注意点とアドバイス
早めの出発を: 昼過ぎから天候が崩れやすいためと繁忙期(GWや連休)は駐車場がとても混雑するため、午前6時〜8時までには入山するのがベストです。
増水に注意: 雨が激しくなると、コース途中の沢が増水して渡れなくなることがあります。無理をせず、引き返す勇気を持ってください。
レンタルの活用: 宮之浦港付近や宿泊先で、登山靴やレインウェアのレンタルが可能です。「一度きりのために買うのは…」という方はぜひ利用しましょう。
白谷雲水峡の写真映えスポット




※あくまで島あそび独自の考えや見え方になります、その点ご了承下さい。
白谷雲水峡の太鼓岩往復コースのどこかに、これらのスポットがあります。
ぜひ探してみて下さい( ^ω^ )!
まとめ:神秘の森は準備次第で最高の体験へ!

今回はジブリ映画「もののけ姫」の深い森の着想になったと言われている、白谷雲水峡のコースや服装、そして協力金についてご紹介しましたがいかがでしたか?
白谷雲水峡も道が整えられている遊歩道の場所もありますが、苔むす森や太鼓岩まで行こうとした場合は、しっかりとした体力トレーニングが必要です。普段から、階段を使ったり、歩く時間を増やしたりしてみて下さいね!
ガイドなしでも、しっかりした装備と余裕を持ったスケジュールさえあれば、「苔むす森」の絶景は登った人のものです。一歩足を踏み入れれば、日常を忘れるほどの緑の世界が待っています。








